僕がうつ病にかかっていた期間、医者のススメで「満足度評価表」というものを記録していました。
今思えば、うつ病からの快復に一定の効果があったと思います。
今回の記事では、僕が記録していた「満足度評価表」についてご紹介します。
満足度評価表とは
満足度評価表とは
「快感」「安心」「満足」「コスト」の4つの指標と「総合得点」で日々の『行動』をジャッジするもの
です。履歴が残るので、後から「心にいい行動」や「心に負担がかかる行動」が分かります。
僕の満足度評価表の紹介
昨年の9~10月くらいの僕の満足度評価表です。
当時の状況としては、復職して間もなくて、情緒不安定でした。
やる気のない日も多かったです。
そんな中で記録した満足度評価表。
僕の4大趣味である「競艇」「Kalafina」「ランニング」「読書」についても記録しています。
満足度評価表を付けてみて、その全てが「心にいいこと」ではないことが分かりました。
競艇
・舟券が的中すれば「快感」です。
・競艇場は、僕にとって居心地の良いサードプレイス。「安心」な場所です。
・舟券が的中すれば、自分の推理が当たっていた!と自己肯定感が増し「満足」です。
・舟券が的中すれば「コスト」はかかりませんが、負ければ大きな「コスト」がかかります。
負けた日にはストレス解消できないどころか、「なんて無駄な時間を過ごしたんだろう」という自己否定にもつながりかねません。
満足度という観点において、諸刃の剣と言える趣味なのです。
Kalafina
(今となっては解散してしまいましたが)当時、活動休止中だったKalafina。
ライブのBlu-ray鑑賞やCDを聴く毎日。
・「快感」
ライブ映像を見ると気持ちいいです。歌がうまくてみなさん輝いていて。
・「安心」
ライブ映像を見ると癒されます。ただし、もう生歌を聴けないことが悲しいです。
・「満足」
ライブ映像を見て歌のうまさとハーモニーの美しさに大満足です。
・「コスト」
ライブBlu-rayは殆ど手に入れているので新たなコストはかかりません。
比較的、満足度の高い趣味と言えるでしょう。
ランニング
僕は、基本ジムで走る。そしてたま~に市民マラソン大会に出場します。
・「快感」
ジムで気持ちよく走れば快感です。タイムアタックをすると逆にストレスが溜まることも。
・「安心」
僕にとって、ジムもサードプレイス。居心地いいです。誰ともしゃべりませんがね。
・「満足」
その時の情緒によります。不安定だと走っても満足度は低い時も。
・「コスト」
僕の行っているジムは月1万円と結構高い。コスパはよくありません。
気持ちよく走るという意識を持って入れば、ランニングも満足度の高い趣味です。
読書
読書欲は波があります。
そもそも元気のないときは、文章を読みたいと思わないですからねえ。
・「快感」
当たりの本であれば快感を得られます。
・「安心」
最近は人の死ぬ物語が読めなくなりました。本の選択を間違わなければ安心感は得られます。
・「満足」
こちらも当たりの本であれば大満足ですね。プラスでためになる本であれば満足度は上がります。
・「コスト」
本は基本コスパいいですよね。図書館で借りるとか古本購入でさらにコストは抑えられます。
本は、元気のないときには読んでも頭に入らないし満足度は低い。
元気になってから取り組む行動なのかもしれません。
望ましい行動、控えるべき行動が分かる!
上記のように、「行動について満足度を評価する」ことにより、うつ病の快復にとって本当に効果のある行動を知ることができるのです。
と同時に、控えるべき行動も分かります。
本当にストレス解消になることであったり、心に負担のかからない行動が分かります。
自分の心にとってプラスになる行動だけとるようにすれば、うつ病からの快復にとって良い効果が得られるでしょう。
感謝というパラメータ
上記の4つの指標に加えて「感謝」というパラメータを追加するとなおよいです。
どうしても1人になりがちなうつ病期間。
一緒に住んでいる家族に感謝。
心配してくれる同僚に感謝。
毎日、日の光を照らしてくれるお日さまに感謝。
「毎日何かに感謝すること」もうつ病からの快復に効果があると主治医の先生はおっしゃっておられました。
まとめ
イマイチ元気のない方、やる気の出ない方、うつ病からの快復途上の方は、毎日の行動について「満足度評価表」を記録することをお勧めします。
満足度評価表から、「心にいいこと」を選択し意識して行動する。
少しずつでも気分の向上につながればと思います。