迷色まくるの巡礼の日々

迷色まくるの巡礼の日々

1日1000文字15分で

浮きになりたい

私は浮きになりたい。

浮きとは釣りをする時に使うあれである。

釣りを知らない人のために説明すると

釣糸につけ、餌に食いついた魚が引っ張る力により、

水面から沈んで獲物がかかったことを知らせる、あの、浮きのことである。

私は浮きになりたい。

周りから浮きたいわけではない。

すでに周りから浮いていることは自覚しているが。。

浮きはいい。

水面に必ず浮いていて。

空中に浮遊することもなく。

水底に沈み切ることもなく。

大波に揺られても、ゆらゆらと波をかわすだけ。

自分の決めたポイント・持ち場にただただ浮いているのみ。

釣り糸さえ切れなければ、自分の持ち場をはなれることもない。

自分の持ち場にただただ浮いているという『性質』を持っている。

そんな浮きのような性質が私にもほしい。

他人に足を引っ張られようと、気持ちを沈むことなく。

ただただ自分の仕事を生き方を淡々とやるのみ。

どんなにいいことがあっても、浮かれすぎることもなく。

ただただ、日々の生活を平穏に繰り返すのみ。

自分の信念、やるべきこと、やりたいことを明確にし、

自分の立場を明確にし、

その自分で決めた持ち場から離れることなく

信念を遂行したい。

会社のルール、しがらみ、家庭の諸々の問題などなど。

それらのことに自分の人生を、自分の大切な部分を、信念を汚されることなく。

ただただ、自分の信念、生き方を貫くことができたら。

浮きのように。ゆらゆらと。

自分以外の存在がもたらす大波小波を。

浮きのように。ゆらゆらと。

交わすことができたら。

自分以外の存在、環境、人間関係。

それらはただの情報。

流せばいい。ゆらゆらと。

自分の大切にしたい物を我慢することはない。

他人。自己中に生きているように見える人たち。

そんな人たちのために自分だけが我慢することはない。

自分の大切なものは守る。

侵されるようならちゃんと主張する。

そればっかりはやってられないよ。

自分の大切なものだから譲れませんね。

自分がやりたいことなのでやらせてもらいます。

持ち場を離れない。

他人という大波小波にさらされても。

立場を崩さない。

浮かれすぎることもなく、沈むこともなく。

ニュートラルでいたい。

あくまで水面にただよう浮きのように。

お時間になりましたので、今日はこの辺で。