迷色まくるの巡礼の日々

迷色まくるの巡礼の日々

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大河ドラマ「いだてん」の面白さ


いだてん 前編 (NHK大河ドラマ・ガイド)

豪華キャストで挑むNHK大河ドラマ「いだてん」の視聴率が低迷している。

2月10日放送回以降4週連続9%台で、3月10日放送回は8.7%に落ち込んだ(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

2桁が常の大河では異例で、構成の複雑さが要因との指摘がある。

「スピーディーな展開に、分からない部分もいっぱいあった。万人に受ける番組ではないのかもしれない」。

3月の新キャスト発表会で、女優の寺島しのぶさんは作品を「新風」と評価した一方、視聴しての率直な感想を述べた。

3月17日福井新聞記事より引用


おもしろいけどなあ、いだてん。

でも、僕の周りでも評価低いんだよなあ。

宮藤官九郎の脚本ということでとても期待していた。

NHK「あまちゃん」のような笑いあり涙ありのオモシロ展開なのかなあと思っていた。

NHKあまちゃんの大成功があったから、みなさんの期待が高すぎたのかもしれない。

あまちゃんほど「笑えるシーン」は今のところ少ない。

でも、僕は「笑えるシーン」なしにしてもすごく面白いと思う。

登場人物たちがみんな魅力的。

金栗くんのまっすぐすぎるところ。熊本弁。新選組の「平助」出世したなあ。

スヤさんも爽やかな気持ちのいい人。八重の桜は途中で挫折しました。すみません。

お兄さん、「捨助」からこちらも出世した??

コミカルな加納治五郎先生や他の先生たち。

若かりし頃の志ん生師匠。

小梅さん。橋本愛さんガラッとイメージが変わりますね。

きっとピエール瀧の播磨屋さんにも「ドラマ」があったはず(オープニングの最後で足袋の中に水が入っているシーンが気になる)。

オープニング音楽もよい。

最初は、「あまちゃんの音楽ほどインパクトないなあ、印象に残らんなあ」と思っていた。

だが、聞けば聞くほどいい音楽と思えてきた。

今では、オープンニングの音楽が頭の中を結構リフレインしていることが多い。

オープニング映像もよい。

画面分割で「オリンピックのワンシーン」と「現代の日常のワンシーン」を画面分割で見せるシーンがすごく好き。

オリンピックと日常がつながっている。平和の象徴なんだよ~感が出てる。

 日本と五輪との関係をひもとくドラマで、前半は日本が初参加した1912年大会のマラソン選手・金栗四三を主人公に描写。

ただ、後半の主人公で64年東京大会招致の立役者・田畑政治のシーンを挟み込んだり、落語家・古今亭志ん生のドラマを織り交ぜたりする。

特に序盤は3者を紹介するため、舞台が目まぐるしく入れ替わった。

 制作統括の訓覇圭チーフプロデューサーは低視聴率を念頭に、序盤が「(緻密すぎた)ところもあるかもしれない」と述べた。

その後の金栗らが五輪に挑む姿を「ストレートな青春もの」と強調し、とっつきにくさを感じた人々を呼び戻したい思いを語った。

3月17日福井新聞記事より引用


三島家の坊ちゃん役の生田斗真の「弱点」の描き方。

完璧に見えた坊ちゃんにも弱さがあって人間らしさが見えて、何か安心した。

短距離走で惨敗しても「やりきった」弥彦。

青春だねえ。

今度は四三の番だね。

僕は、史実を描く大河ドラマを見るとき、「史実について極力事前情報を入れない」ようにしている。

ドラマのように「この先どうなるんだろう」と楽しみたいから。


「複雑な構成」って言うけど、複雑かなあ。周りでも「分かりにくい」って人が多い。

小説なんかでは、主人公が複数いたり、時間があっちこっちへ飛ぶ物語って多いし、僕はそんなの大好き。

伊坂幸太郎とか村上春樹とか「夜の側に立つ」とかもそんな話だった気がする。

「LOST」とかも大好きだったなあ。

大河ドラマの視聴者層には受け入れられなかったのかな。


久しぶりの明治以降の大河ドラマ。すごくいいと思う。

幕末とか戦国時代とかも面白いけど、そろそろ、もっともっと明治以降の大河作ってもいいと思う。

平成も終わるし。

戦争ネタは難しいかもしれないけど、今回のような「ある分野ですごく活躍した人」って興味ある。

高度経済成長を支えた人とか。

まとまりのない文章を書き殴りました。

アウトプットが苦手なのでうまく文章に表現できなくてもどかしいなあ。

毎回、「いだてん」の感想を上手に書いているはてなブロガーがいるがすごいと思う。

あんなふうに文才があってアウトプットが上手になりたい。