昔から人に舐められやすい質である。
自分は友達だと思っていても
大事なところでは僕に協力しない友人。
『僕は君に、いろいろ提供してるよ』
いい顔をして近づいてきた人と
仲良くなるのはいいのだが
その人の目的を本質を見抜けずに
大事なところで裏切られる。
僕の大切な恋心を利用して。
人を見る目がない。
狭い世界で生きている僕だけれど
いろんな人がいるのだなあ。と感じる。
人の考えはそれぞれ、目的もそれぞれ。
大人になって、働くようになってから
会社での地位が向上してからも
舐められやすい質は変わらない。
ちょっとしたからかいに対し、笑っていると
軽いイジリからどんどんエスカレートし
メンタルをえぐる言葉に代わる。
もっとひどいのは
自分は安全な場所にいて
何も言い返さない、反抗しない僕を見抜いて
僕のことを利用する。依存する。貶める。
それでいて僕のことを大切にしない。
こんな僕だけど
辛い経験から何度も立ち上がり
過去から学び、少しずつ前へ進んでいる。
こんな僕だから
同じ思いをしている若者の力になりたい
なんてかっこつけたことを思う。
だけど、これは僕の本心か？
誰かの役に立つことで自分を成立させる。
感謝されることで自分の人生を正当化する。
実はこれが本心では？
離婚したさみしさを埋めるために
自分に好意を寄せてくれる女性に対し
交際したいと思ってしまう。
僕はどうありたいのか。
寂しいのが嫌だから誰かとつながりたいのか。
欲を埋めるために誰かと重なるのか。
恋愛に疎い僕だから
少しチヤホヤされるだけですぐに勘違い。
僕は
本当に心からつながることができる誰かと
一緒にいたいんだ。
僕の話を楽しく聴いてくれる誰かと。
相手の話を楽しく聴くことができる誰かと。
そんな相手を見つけたい。
一時の浮かれた心に惑わされることなく。
雰囲気の合う、どこかにいる誰かと。
周りが悪い、運が悪い、社会が悪い。
そうじゃない。
自分の未熟さ。人生経験の浅さ。
カンタンに人を信じてしまううかつさ。
誰かが悪いのではない。
問題は俺なんだ。
俺がじっくりと人を見る。
カンタンに人との距離を縮めようとせず。
自分から差し出すものは慎重にして。
舐められないように。
そして、舐められたら毅然とした態度を取るように。
相手が問題なのではない。
問題は俺なんだ。
