「人生とは浮き沈みするもんだ」
辛いことが起きている時には、「何で自分ばっかりこんな目に」とか「死んでしまいたい」とか思ったものです。
でも、暗いトンネルを抜けたら明るい世界が待っていることを経験しました。
40歳も中盤に差し掛かった今、ようやく分かるようになってきました.
「人生楽ありゃ苦もあるさ」ですね。
ここらで一度、今までを振り返り、5年単位で自分の人生の点検をしてみたいと思います。
人生十五番勝負とは
きっかけは、エッセイ「人生十五番勝負」嵐山光三郎著 を読んだこと。
ベスト・エッセイ 2018 /光村図書出版/日本文藝家協会
著者は、人生を大相撲の15日間に例えています。
大相撲がはじまると、人生もまた十五番勝負だな、と思う。
はたして、いまの私は何勝何敗なのであるか、と考えるうち、この一月十日に七十五歳になる。
(中略)
75歳で15番勝負をするとなれば、五年間が一勝負となる。
いい例えだなと思います。
自分も著者に習い、自分の人生を相撲に例えて振り返ってみました。
僕の今まで(8日目まで)の対戦成績
8日目までの対戦成績をまとめてみました。
・初日(幼稚園の年中まで)
『勝ち』
著者に習い、この世に生まれただけで勝ちとする。
・2日目(小学4年まで)
『負け』
人見知りが激しく外ではまともに発言できない小学生で負け。
・3日目(中学3年まで)
『負け』
いじめを受け、外で全く発言できなくなった。暗黒時代の始まりで大負け。
・4日目(大学1年まで)
『負け』
クラスに友達が1人もおらず暗い日々。暗黒時代が続き大負け。
・5日目(社会人2年目まで)
『勝ち』
大学時代に友達ができ、少しずつ社会に適合していく。就職先では仲のよい同僚に恵まれた。初めて女性とお付き合いもでき、勝ち。
・6日目(社会人7年目まで)
『負け』
2人目の彼女に3股をかけられる。力を入れていた転職活動も失敗に終わり、負け。
・7日目(転職1年目まで)
『勝ち』
会社の将来に不安を感じ会社を辞める。何とか今の会社に転職できた。また、嫁と出会うことができ、勝ち。
・8日目(転職6年目まで)
『勝ち』
結婚し最愛の息子が生まれる。マイホームを手に入れるなど人生が大きく好転し、勝ち。
〇●●●〇●〇〇 の8日間でした。
4日目まで1勝3敗と負け越すも8日目までに星を五分に戻すことができました。
9日目(現在)の状況
9日目を細かく点検。
転職7年目 ほどほどに業務をこなす。家庭も含め平常運転。
転職8年目 過度な業務負荷と人間関係悪化によりうつ病発症。
転職9年目 パワハラ気味の上司と合わずうつ病が継続。
転職10年目の現在 気持ち的に吹っ切れた。復調の兆し?
うつ病を発症してしまい、久々に負けそうな9日目。
土俵際まで追い込まれた感がありますが、なんとか「うっちゃり」で勝ちを拾いたい!
あと2年足らずで挽回なるか?
最近、他人にどう思われてもよいと吹っ切れました。
自己肯定感を得られるかがポイントだと思ってます。
「人生を振り返る」ということ
今まで自分の人生を振り返ったことはありませんでした。
なぜなら自分の暗黒時代を思い出したくなかったから。
でもそこから立ち直り、なんとか人生が動き始めた今では、自分にとって必要な経験だったのかなと思います。
事実、それらの辛い過去は、様々な場面で役に立っています。
弱っている方の話を聞いたり、相手が望めば自分の経験談を話し、助言をしたり。
おこがましいかもしれませんが、自分の立ち直った経験を、誰かの人生のために役立てることができれば、と思ってます。
それが僕の人生の役割なのかもしれません。
というふうに、人生を振り返ることが、今後の自分の進むべき道、取るべき行動を考えるよいきっかけとなりました。
まとめ
自分の人生を振り返ってみて面白かったです。
つらいこともあったし、明るい青春時代なんてなかったけど、その後、家族に恵まれ、まんざらでもないいい人生なのかなあ。
「今後、どう生きていくか?」
考えるよいきっかけになりました。
みなさんも、一度ご自分の今までの人生を振り返り、点検してみるとよいかもしれません。
僕は、今後、力まずに頑張って、なんとか勝ち越しできるようにしたいと思います。
くれぐれも途中で休場しないようにね。