『むらさきのスカートの女』をストーキングする女『黄色いカーディガンの女』目線で話は進んでいく。
『むらさきのスカートの女』のことを変わってる人のように描写しているが、よっぽど、『黄色いカーディガンの女』のほうがヤバい女だよ。
家賃・光熱費滞納をなんとも思わない。
無線飲食を当たり前にする。
『むらさきのスカートの女』へのべったりストーキング。
『 むらさきのスカートの女』と友だちになりたい一心でストーキングを繰り返しているが、なかなか話しかけるタイミングがない。
結局、最後の事件の際にすごく近づくチャンスだったのだが、屈折した行動のために思い通りにいかない。
『むらさきのスカートの女』と友だちになりなれず終い。
結局、この物語は何を言いたいのか、現時点では僕には分からないなあ。
オチらしいオチもなく(権藤チーフが落ちと言えばオチ?)、メッセージ性 もない気がする。
『黄色いカーディガンの女』というからには、『黄色いカーディガン』の女もいつも同じ格好をしていたのか。
『むらさきのスカートの女』に対して親近感が沸いていたから、自分と同類だと思ったから友達になりたかったのかな。
観察してストーキングをして、屈折しまくっているが、今の世の中では、こういう近づき方もあるのかな??
『むらさきのスカートの女』は、不思議キャラで周りから浮いてそうだが、近所の子供からは慕われ、商店街 の人々からも注目され、『黄色いカーディガンの女』は羨ましかったのかな。
友達は得られなかったが、最後に得られたのは、 所長の弱味と時給アップか。
それにしても、 家賃、光熱費が払えないほど、 黄色いカーディガンの女はお金を何に使っているのだろう?
不思議な話でした。もう一回読み返すと、作者からのメッセージが読み取れるかも。
ページ数も少ないし、スラスラ読めるから、時間があったら読み直してみたい。